関東学級力向上研究会
関東学級力向上研究会は、子どもたちが協力して学級力を高める学級づくりを普及することを目的とする研究会です。アクティブ・ラーニングとしての新しい学級経営の手法を共に開発していきましょう。
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240-8501  神奈川県横浜市保土ケ谷区常盤台79-2
横浜国立大学藤原寿幸研究室
  

 いいかえるなら、スマイルタイムを通して、学級づくりのための話し合い活動にクラスの子どもたち全員を参画させ、客観的なデータをもとにして、子ども主体の学級づくりを授業として成立させることで、学級力を意図的・計画的に向上させることが大切なのです。

 少なくとも学期に2回はスマイルタイムを実施して、学級力向上の取り組みの成果を子どもたちに実感させるとともに、さらなる取り組みの立案と実践につなげて欲しいのです。

 スマイルタイムにおける話し合いの機能は、次の5点になります。それぞれの回のスマイルタイムでは、重点を置く機能が異なります。

【スマイルタイムでの話し合いの機能】

① 学級力レーダーチャートを見て、自分たちのクラスの学級力の状況を、個人、班、学級全体で診断する。

② 学級力の高い領域・項目と低い領域・項目を取り出して、それぞれの原因や背景を分析する。

③ 複数回の学級力アンケートの結果を重ね書きしたレーダーチャートを用いて、学級力の変化や成長の様子を診断する。

④ 学級力が低い領域・項目や十分に高まらない領域・項目について反省し、改善のための取り組み例を考えて、クラスで学級目標として決定する。

⑤ 学級力が高くなった領域・項目について、その成果をほめ合ったり,お祝いしたりする。

 ただし、「学級力は生き物」ですから、取り組みの結果、レーダーチャートが大きくなって、それを見た子どもたちから、「やったー!」「もっと頑張ろう!」「みんなで取り組んだ成果だね!」という歓声が上がるときもあれば、逆に数値が下がってグラフの形状がへこんでしまい、元気がなくなったり、原因のなすりつけ合いが始まったりすることもあるので配慮が必要です。

 スマイルタイムでは、これまでサイレント・マジョリティーだった学級の子どもたちの正義感と勇気を表面化させて力を与えることで、子どもたちと教師が協働する学級経営が動き出します。

 各学年で年間6時間程度をあてて、特別活動や総合的な学習の時間等で定期的に実施することをぜひお薦めします。また、大きな学校行事で学級力が急に高まることがあるので、臨機応変に行事の後に学級力アンケートを実施してスマイルタイムを行っても効果的です。




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少しずつ更新します。

どうぞよろしくお願い申し上げます。